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なぜトヨタが街づくり!?そこには時代の流れによる危機感があった!

先日、トヨタが開発する未来都市についての話をしました。

トヨタが開発する未来都市、想像しただけでワクワクしてきますよね。

ただトヨタの内情をよく知らない人からしたら「どうしてトヨタが街づくりなんかするんだ?」と思うでしょう。

最初は僕もそう思っていました。

やっぱりトヨタと聞くと、どうしても自動車メーカーのイメージが強いですからね。

都市開発などのインフラとは縁がないように思います。

 

だけど今回の都市開発の背景には、時代の流れによる危機感があったのです。

その危機感と一体なのでしょうか?

そしてトヨタはどこに向かおうとしてるのでしょうか?



売上高30兆円を達成しても増していく危機感

2019年5月8日トヨタ自動車が発表した2019年3月期連結決算では、売上高が30兆2256億円(前期比2.9%増)と日本企業としては初めて30兆円を超えました。

日本企業で初の売上高30兆円超えですから、さすが日本を代表する大企業、トヨタといったところですね。

ちなみに決算説明会の動画はYouTubeの方であがってますので、興味がある人はぜひ見てみてください。

そして2020年3月期の業績予想についても、売上高30兆円(同0.7%減)、営業利益2兆5500億円(同3.3%増)と、またしても売上高30兆円を超える予想を立てています。

それほど自信があるのでしょう。

2年連続で売上高30兆円を超えたらそれはすごいことですよね。

 

ただこれだけ好業績が続いていても、社長である豊田章男社長からは一切笑顔が見えず、逆に厳しい表情を浮かべていました。

もちろん社長だからこそ、浮かれずにより気を引き締めて取り組まなきゃいけないっていう思いがあったのでしょう。 

トヨタはグループ会社を連結させると、従業員数は総勢36万人を超えます。

その36万人のトップなんですから、浮かれた顔を見せるわけにはいかないですよね。 

だけどそれだけじゃなくて、豊田章男社長が厳しい顔を浮かべていたのは、将来に対する強い危機感があったからなんです。

100年に1度の大変革期と言われている自動車業界

実は100年に1度の大変革期と言われている自動車業界。

自動車業界では今までと同じやり方ではなく、今までと違ったやり方、新しい方向性に向かって進んでいかないといけなくなっているのです。

それはどうしてかと言うと、技術革新が進むにつれて、競争相手が自動車業界だけではなく、他業界とも争うことになったからなんですよね。

 

今の自動車業界にはCASEMaaSいう言葉が広がっています。

初めて聞いたよって人も多いかもしれませんね。

CASEはこれからの車が進化していく方向性。

MaaSは新しい車の使い方を示しています。

この2つの言葉が浸透したことによって、今までの車の概念が変わっていってるんです。

 

今までの車に対する考え方には、自分だけのマイカーを持つ喜び、そして車を運転する時の楽しさというものがありました。

だからこそ、ステータスとして高級車が人気だったり、スピードが出る走りのいい車などに需要があったんですよね。

だけどIOTやAIなどテクノロジーの発達、車のシェアサービスの登場によって、車は優れた価値を持つ移動手段へと考え方が変化していってます。

それによって、今まで自動車とは無縁だったGoogleなどのIT企業、異業種の会社と競う必要が出てきまたんです。

今までみたいに、他の自動車関連会社と競ってるだけでOKな時代ではありません。

AIやIOTなどのテクノロジー面でみたら、トヨタはGoogleなどのテクノロジーをメインとする会社に遅れをとっています。

そしてこれからの時代は、テクノロジーを活用したCASEやMaaSなどが主流になります。

豊田章男社長が、売上高30兆円を突破したのにそれでも危機感を感じていた理由がわかったんじゃないてましょうか。

将来のことを考えたら、トヨタは慢心も油断もできない場所に立たされてるということです。

これからの時代を勝ち抜くための新たな試み

これらの理由から、トヨタは今までみたいに自動車を作るだけじゃなくて、自動車を活用したサービス、自動車だけでなく、飛行機や新幹線、電車やバスなど、あらゆる移動手段を統合した移動サービスを提供する方向に舵を切らないといけなくなりました。

そこで手を打ったのが今回の未来都市開発。

これが今話したサービスとどう関係があるのでしょうか?

 

今回の発表の主役は『街』であって、トヨタが今まで作ってきた車ではありません。

そしてこの未来都市には、自動運転で走行するユニット『e-Palette』が走る予定です。

トヨタが開発する未来都市には、IOTやAI、ロボットなどの最新テクノロジーを使うみたいてますが、中でも1番アピールしたいのが自動運転でしょう。

現にトヨタも自動運転の車を開発しようと力を入れています。

仮に自動運転の車が完成したとして問題になってくるのが、道路交通法などの法律なんですよね。

ここを突破しない事には、自動運転の車を開発したとしても公道を走ることはできません。

安全性や走行性能など未知数なところが多いですから、いきなりおいそれと公道で走らすことはできないでしょう。

そこで今回開発する未来都市内を自動運転の車が走ることで、自動運転の車を普及させるためのアピールにつながるというわけです。

実際に道路を自動運転の車が走っていれば、公道を走らせる時のイメージもしやすいでしょう。

その上で自動運転の性能や安全性を証明することができれば、トヨタの自動運転なら安全だと認めてもらえて、自動運転のシェアを勝ち取ることができます。

次世代の覇権争いに勝ち抜くためにも、トヨタは街づくりといった大胆な戦略を打ち立てたというわけです。

まとめ

今回は、なぜトヨタが未来都市の開発を発表したのかについて話しました。

その裏では、自動車業界の未来をかけた生存争いがあったんですよね。

CASEやMaaSによって、自動車業界はこれまでと違って大きく変化していきます。

その中で、トヨタがどういった戦略をとってその競争に勝ち残っていくのか?

これからの自動車業界が本当に楽しみですね。

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